6.高島市のまちづくり方針

方針1 多様で豊かな住まいづくりの推進と住まい方の発信

本市の豊かな自然を享受した暮らしを、様々なライフスタイルの人々に提供していくため、多様な住まいづくりを推進するとともに、本市市民の豊かな「住まい方」を積極的に発信し、定住促進を図る。
 

 
 

方針2 安心して住むための福祉・教育サービスの充実

本市に安心して住み続けるための環境として、福祉・教育サービスの充実を図る。また、福祉・教育サービスの充実にあたっては、高島ならではの「食育と健康・医療」、「心を育む教育」といった現在の基盤を活かし、特色ある学校教育の充実や、食育環境等を提供することとする。
 
 

 

  
 

方針3 “農”と“発酵”を活かした健康福祉新産業の創出

発酵食品や郷土料理、また漁業や在来種等の栽培等、“農”と“発酵”は本市独自の生活文化であり、大きな強みである。これらを活かし、高島ならではの「食育と健康・医療」の実現に向け、東洋医学(中医学)等の健康・医療産業の集積と創出を図るものとする。
 

 
 

  
 

方針4 地場産業の振興と雇用のミスマッチの解消

本市の製造業を中心とした地場産業は、近年衰退を続けていたものの、求人については増加傾向にあり、よりよい人材の確保が今後の成長につながる可能性がある。大阪・京都等の都市部に近い立地を活かし、定住促進策との組み合わせや大学との連携等により、人材確保を進め、雇用促進を図る。
 

 
 

 

方針5 地域の再生可能エネルギーの利用推進

本市には、小規模な水源が無数にある他、森林には豊富なバイオマス資源が存在している。小水力、バイオマス等、本市の地域資源を再生可能エネルギーとして活用する方策や体制を充実するとともに、市民や企業の再生可能エネルギーの利用促進を図る。
 

 
 

方針6 森林の多面的活用の推進と6次産業化の推進

本市の豊かな森林は、従来からの建材としての活用に加え、自然学習の場やものづくりの素材としての活用等、多様な活用の可能性を秘めている。こうした多面的活用を推進する他、林業の6次産業化を支援する。
 

 
 

方針7 安全安心を確保する交通基盤の整備

福井原発から30km圏内に位置する本市においては、市民はもちろんのこと、福井県民等隣接自治体の市民の安全確保を十分に図るための交通基盤を整備する。
また、市内の各地域間の流動性を高めるための交通アクセスについても強化を図る。
 
 

 

 
 

方針8 安曇川駅周辺の市全体の経済活性を牽引する地域としての拠点形成

安曇川駅周辺地域は、市内で最も商業施設が集積しており、現在市民の生活利便の応える地域となっている。現在のポテンシャルを活かし、今後は市全体の経済活性を牽引する地域として新たな機能を持つ拠点の形成を図る。
 
 
 

 

 
  

方針9 訪れたくなる、住みたくなるための文化の活用

市内在住作家やアーティスト等のライフスタイルは、高島市での魅力的な暮らしぶりとして市外からの来訪者を惹きつけている。市内在住作家やアーティスト等の活動を積極的に支援し、訪れたくなる、住みたくなる地域としての発信力を高める。
 
 

 

 
   

方針10 コミュニティファンド等、地域内循環を促進する仕組みの整備

民間の多様な取組みを推進するためには、市民や市内企業の資金調達を支援する等の仕組みの整備が必要である。地域金融機関と連携したコミュニティファンド等、地域内での資金の循環を促進するシステムを、行政・民間の連携のもと構築する。