高島経済会は、その設立発足を高島市の誕生と軌を一にしており、地域経済の発展を図る上で重要な課題について調査、研究、討議を重ねている謂わばオピニオンリーダーの集まりです。豊かな歴史と文化を持ち生活基盤を共有している高島の将来に亘っての持続可能な発展を望むには民間経済界が確かな知見と構想力を持ち合わせ、総力を結集し行政と連携を保ちながら率先行動する事が求められております。人口減少、高齢化の著しい進行と言った現実は有りますが、東日本大震災を奇禍として豊かさの価値観が“物の豊かさ”から“心の豊かさ”を重んじ穏やかな社会を求める方向へ国全体として変化しつつある中で、今高島の自然との共生を大切にするスローライフでロハスな高島の暮らしぶりが全国的にも着目されています。ましてやこの地には地域社会(人間関係)を大切にする事を旨とした所謂“三方よし”の精神を信条とする近江商人の先人である高島商人の心意気が脈々と息づいています。
今私共は2015年の国連総会にて全参加国一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に積極的に取り組んでいるところですが、まさに高島の暮らしぶりや価値観といったものがSDGsの概念を見事に包摂しているように思えてなりません。高島の次代を担って頂ける青少年にも自信と希望が抱けるポテンシャルの高い郷土とも言えます。いや何としてでもこの可能性の実現に向け道筋をつける事こそが私たちに課せられた使命だと考えなければなりません。
私どもは高邁な目的達成の為さらに研鑽に努め地域経済発展に努力を傾注して参る所存でございます。
何卒深いご理解を賜りますと共に忌憚のないご意見をどしどしお寄せ頂きます様お願い申し上げご挨拶と致します。
 
 

 
 

この度2019年6月の総会におきまして萬木代表の後任ということで新たに代表幹事に選任されました吉田でございます。私みたいな浅学非才なものが代表の席に適任であるとはおもいませんが、選任されましたからにはお役に立てるよう粉骨砕身努力いたす所存でございます。
さて高島経済会は企業人が集合する力によって高島の成長発展に寄与貢献していこうとする団体です。直接まちづくりに関与する訳ではありませんが企業経営や組織経営に日々携わる者として様々な視点から高島の活性化に繋がるビジョンや提言をさせていただき、時と場合によっては供に事業を推進することを旨としております。今回の組織変更にともないテーマを「2050高島の未来に向かって」に刷新し、取り組むべき重要課題を1経済、2観光、3環境、4教育に絞り込み、それらをそれぞれの部会とし各課題別に問題解決ができるべく協議を重ね何らかの成果結果を残すことができればと考えています。
ご存じのように高島は自然に恵まれ独自固有の発展を遂げることのできるポテンシャルの高い地域であるとおもっています。しかしながらそれも素材の良さをよく認識理解し同時に何が足らないかも理解し、官民一体となってはじめて実現できる事です。私見ではありますが残念ながら未だに地域エゴが存在し完全一体になれる次元にまでは至っていないように感じます。 そういった意味でも我々が常に公平に謙虚に物事を捉え高島のよき先駆者(リーダー)になれるよう努力をし、期待される団体になることが責務であると考えています。 
よりよき高島の未来が少しでも早く実現可能になるようこの立場の責任を自覚し努力してまいりますので今後とも高島経済会にご協力ご尽力の程よろしくお願い申し上げます。